【DENTAL NEWS】 歯とタバコ
2016年08月12日
目次
当院では毎月デンタルニュースという小冊子を配布しています。
今月の内容は『歯とタバコ』についてです。
喫煙は歯にも不健康
WHO(世界保健機構)は先進国の病気と死亡の最大の原因がタバコにあると報告しており、
糖尿病と並んで歯周病の二大危険因子の一つである喫煙は、歯周病と密接に関連しています。
特に歯周組織は、喫煙だけではなく受動喫煙・三次喫煙でも、直接 悪影響を受けてしまいます。
喫煙と歯周病
喫煙者は、非喫煙に比べて重度の歯周病にかかる確率が5~7倍も高いと言われています。
中でもタバコに含まれているニコチン・タール・一酸化炭素は三大有害物質と言われ、歯肉の毛細血管を収縮させて血液の循環不良を起こし、白血球のもつ免疫機能や治癒力を弱めていきます。
そのため喫煙者は、非喫煙者と同じ治療を受けても治療の効果が現れにくくなってしまうのです。
歯周病とは
歯周病は歯を失うだけではなく、心臓病や糖尿病などの全身疾患にも悪影響を与えます。
歯周病を悪化させる要因として、喫煙・糖尿病・女性の思春期、妊娠、更年期・ストレス・口呼吸・食生活・悪い歯並び が挙げられます。
歯周病は、むし歯と違い 多くの場合痛みもなく、進行がゆっくりしているため、気付いた時には重症化しているケースが少なくありません。歯周病の早期発見には一般歯科での定期健診を受けることが大切です。
当院では、来院されている患者さまに毎回クリーニングを行っていますが、
毎日の歯みがきをしっかりしていただくことがなにより重要になってきます。
磨きにくいところや、磨けているかどうか不安なところがありましたら 是非スタッフにご相談ください。
矯正治療中の患者さまの喫煙に関しましては、
歯の動きが遅くなってしまうため、この機会に禁煙することをおすすめしています。
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院長 桜木 修