煙草を吸っていますが治療に影響はありませんか?
煙草を吸っていると、矯正治療とは関係なく歯周病になったり歯に着色することが多くなってしまいます。
矯正装置中は、装置の構造が複雑なため来院時のクリーニングでは着色が落としきれない場合もでてきます。
また、喫煙者の場合、歯の動きが遅くなってしまう(=治療期間が長くなる)というデメリットがあります。
喫煙中は血行が悪くなってしまうため、傷口の組織修復が遅れてしまいます。
矯正治療で歯が並ぶ仕組みは、歯に力をかけることで歯の土台となる骨がつくりかえられるのですが、これは傷の治療と似ている部分があり、そのため喫煙すると骨のつくりかえが遅くなってしまうのです。
そのため、当院では矯正治療中、可能であれば煙草の量を減らしていただくことをおすすめします。
また、可能であれば矯正治療を禁煙のきっかけにして頂いてはいかがでしょうか。
ただ、喫煙によって歯が全く動かなくなることはありません。歯の移動にはそれ以上に個人差が大きく影響してきますので、喫煙される方の中にも驚くほど短期間で治療を終了される方もいらっしゃいます。
※あくまで「平均すると」歯の動きが遅くなるということです。ご理解の程、お願いいたします。