第84回 日本矯正歯科学会 学術大会 参加報告
2025年10月01日
こんにちは、円山さくらぎ矯正歯科の院長 桜木です。
先日、札幌で開催された 第84回 日本矯正歯科学会 学術大会 に参加してまいりました。会場は札幌コンベンションセンターと札幌市産業振興センター。地元開催ということもあり、いつも以上に気合を入れて臨むことができました。天候にも恵まれ、青空の下、学会に向かう朝はとても清々しい気持ちでした。
学会の雰囲気とプログラム
今回の大会には、全国から約4,500名もの先生方が参加されたとアナウンスがありました。南は宮崎から、北は網走や北見まで、本当に幅広い地域から集まっていることを改めて実感しました。会場内を歩いていると知り合いの先生に偶然お会いすることも多く、普段の診療では得られない交流の場ともなりました。
学会では矯正歯科に関する多くの講演が行われるほか、ポスター発表、認定医・専門医を目指す先生方の症例展示、そして企業による装置や材料の展示ブースなど、多彩なコンテンツが揃っています。会場を巡りながら、さまざまな知識や最新情報に触れることができました。
印象的だった講演
数多くの講演の中で特に印象的だったのは、少しユニークなテーマでした。南極観測隊に同行していた医療従事者であり料理人の方による講演です。矯正歯科の臨床とは直接関わらない話でしたが、極限環境での生活や工夫についての内容は非常に興味深く、日常診療とは別の角度から大きな刺激をいただけました。
学会のちょっとした楽しみ
今回の学会では「スタンプラリー」も実施されていました。展示会場を巡ってスタンプを集め、コンプリートすると抽選に挑戦できる仕組みです。私も挑戦して無事にスタンプをすべて集めることができました。
抽選では北海道らしい景品が用意されており、私がいただいたのは「シマエナガ」と矯正歯科で使う器具「バードビークプライヤー」がコラボしたシールでした。矯正歯科医なら思わず笑顔になるユニークな記念品で、良い思い出になりました。
学会参加を通じて
学会期間中は会場内を移動することも多く、歩数は毎日1万歩を超えていました。体力的には大変でしたが、それ以上に講演での学びや展示で得られる情報、そして先生方との交流の価値は非常に大きく、とても有意義な3日間でした。
今回の学術大会で得た知識や刺激は、これからの診療に確実に活かしてまいります。矯正歯科は常に進歩し続けており、最新の情報を吸収し続けることが、患者様に安心で質の高い治療をお届けすることにつながると考えています。