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歯科矯正用アンカースクリュー製造メーカーに

2026年03月22日

こんにちは。院長の桜木です。

韓国訪問2日目の午後は、当院でも日常的に使用している矯正用アンカースクリューを製造している Jeil Medical Corporation の工場を見学させていただきました。

今回の見学では、普段診療の中で何気なく使用している医療材料が、どのような環境で、どのような工程を経て作られているのかを実際に確認することができました。製造エリアには高性能な機械が数多く並び、非常に整理された環境の中で精密な製造が行われていました。歯科製品だけでなく、さまざまな精密部品も自動で製造されており、高い技術力を持つ製造現場であることがすぐに伝わってきました。

矯正用アンカースクリューは非常に小さな部品ですが、治療の安定性や安全性に大きく関わる重要な材料です。そのため、わずかな誤差も許されない製品ですが、実際の製造工程では機械による加工精度だけでなく、その後の品質確認にも非常に多くの工程が設けられていました。

特に印象的だったのは、製造後の検査体制です。サイズや形状の確認だけでなく、複数の工程で細かなチェックが行われており、一つひとつの製品に対して非常に厳密な品質管理が徹底されていました。「ここまで確認するのか」と感じるほど丁寧な検査工程が続いており、製品の安定した品質がこうした積み重ねによって支えられていることを実感しました。

実際、当院でもこのスクリューを使用する中で、不良品に遭遇した経験はほとんどありません。日々の診療では当たり前のように使用していますが、その背景には製造現場での非常に高い管理レベルがあることを改めて理解することができました。

見学後には会長室にも案内していただき、これまで製造されてきた製品や企業の歩みについて説明を受けました。室内にはさまざまなコレクションが並び、単なる製造企業というだけでなく、長年にわたって技術を積み重ねてきた歴史が感じられる空間でした。製品に対するこだわりや、新しいものを生み出そうとする姿勢が非常に印象的でした。

さらにその後は、現地の担当者の方々と新製品のアイデアや日々の診療で感じている課題について意見交換を行いました。実際に臨床で使用している立場だからこそ感じる細かな改善点や、こういう形状があればより使いやすいのではないかという点について、いくつか具体的な提案もさせていただきました。

医療材料は完成された製品をただ使うだけではなく、実際の現場からの声が次の改良につながることがあります。今回のように製造側と直接意見交換できる機会は非常に貴重であり、臨床と開発の距離が近いことの大切さを改めて感じました。

もしかすると今後、こうした提案の一部が新しい形として製品に反映される可能性もあります。もし将来的に実際の製品として形になることがあれば、その際にはまたご紹介したいと思います。

普段見えない部分に触れることで、あらためて「安心して使える医療材料とは何か」を考える大変有意義な時間となりました。