JET System アプレンティコースを受講しました
2026年07月06日
こんにちは。院長の桜木です。
2026年7月1日・2日の2日間、東京で開催された「JET System アプレンティコース」を受講してきました。
今年4月に受講した「Initiateコース」に続き、今回はその上級コースにあたる内容です。事前課題や予習を十分に行ったうえで参加し、より実践的な知識と技術を学んできました。
JET Systemとは
JET Systemは、マルチブラケット装置を用いたワイヤー矯正治療において、より効率的かつ精度の高い歯牙移動を実現し、治療期間の短縮や治療の再現性向上を目指す治療システムです。
矯正治療では、単に歯を動かすだけではなく、生物学的な歯牙移動のメカニズムや力のコントロールを十分に理解したうえで治療を進めることが重要です。
今回のセミナーでは、
・ブラケットポジショニング
・アーチワイヤーの選択とコントロール
・歯牙移動のメカニクス
・アンカレッジコントロール
・治療期間短縮のためのプロトコール
・症例ごとの治療戦略
などについて、講義と実習を通して学びました。
Moon Aligner Systemについても学びました
今回のセミナーでは、Moon Aligner Systemについても詳しく学ぶ機会がありました。
Moon Aligner Systemは、矯正診断から治療計画の立案、アライナー型矯正装置の設計まで幅広く活用できるデジタルシステムです。
セファログラム分析や口腔内スキャンデータ、模型データを統合し、より精密な診断と治療シミュレーションを行うことができます。
近年、デジタル矯正は急速に進歩していますが、重要なのはソフトウェアに任せることではなく、正しい矯正診断と治療ゴールを設定できる知識です。
デジタル技術と矯正学の知識を組み合わせることで、より精度の高い治療計画につながることを改めて実感しました。
全国の矯正歯科医との交流
今回の受講者は全国から集まった約10名のドクターとスタッフの皆さんでした。
その中には、私の出身である北海道大学歯学部矯正学教室の先生方も4名参加されており、大変心強く感じました。
また、関東をはじめ全国で活躍されている先生方と症例検討や意見交換を行うことができ、それぞれの診療スタイルや考え方に触れることで、多くの刺激を受けました。
初日の夜には講師の先生ご夫妻が主催する歓迎会にも参加し、診療技術だけではなく、医院運営やデジタル矯正、難症例へのアプローチなどについても情報交換を行うことができました。
このような全国の先生方とのネットワークは、日々の臨床の質を高める大切な財産だと感じています。
実習で学んだこと
2日目は、JET Systemを用いた実践的なハンズオン実習が行われました。
実際の臨床を想定しながら、ブラケットポジショニングやワイヤーベンディング、歯牙移動のコントロールについて細かな確認を行いました。
普段の診療では拡大鏡(ルーペ)を使用していますが、今回は持参していなかったため、その重要性も改めて実感しました。
細かな操作一つひとつが治療精度に直結することを再認識し、非常に有意義な実習となりました。
学びを日々の診療へ
セミナー終了後は最終便で札幌へ戻り、翌日から通常診療を行いました。
2日間で得た知識や技術を一つひとつ臨床へ取り入れ、治療の精度向上と治療期間の短縮、そして患者さんの負担軽減につなげていきたいと考えています。
当院では、マウスピース矯正だけではなく、マルチブラケット装置によるワイヤー矯正にも力を入れています。
矯正治療は日々進歩しており、新しい技術やデジタルシステムが次々と登場しています。しかし、どれほど優れたシステムであっても、それを正しく活用するためには、矯正学の基礎知識と診断力、そして臨床経験が不可欠です。
これからも国内外のセミナーや学会へ積極的に参加し、エビデンスに基づいた矯正歯科治療を提供するとともに、患者さん一人ひとりにとって最適な治療をご提案できるよう、研鑽を続けてまいります。
おまけ









